その第十一の、必至滅度の願に誓われるには、
『かりに私が仏に成るとしても、
もし私とまごころが通じ合った人が、それだけでもう、
穢身が滅ぶや否や、
浄土に生まれて大般涅槃を証することがないならば、
私は仏にはなりません』
その第十二の、光明無量の願に誓われるには、
『かりに私が仏に成るとしても、
もし私の光明に限りがあって、
すべての諸仏方の浄土を照らすことがないならば、
私は仏にはなりません』
その第十三の、寿命無量の願に誓われるには、
『かりに私が仏に成るとしても、
もし私の寿命に限りがあって、
それがどんなに遠い未来にであっても
終わりを迎えてしまうならば、
私は仏にはなりません』
その第十七の、諸仏称名の願に誓われるには、
『かりに私が仏に成るとしても、
もし十方世界の無量の諸仏方の悉くが、
私の名を讃嘆することがないならば、
私は仏にはなりません』
その第十八の、至心信楽の願に誓われるには、
『かりに私が仏に成るとしても、
もし十方世界の無量の衆生が悉く、
私のまごころを歓んで受け取り、
私の浄土に生まれたいと願って、
わが名を呼んでくれるだけで
私の浄土に生まれることができないのであれば、
私は仏にはなりません。
ただし、五逆の罪を犯す者と、
仏法を謗る者だけは除きます』
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2002.11.15